Tweet

Pocket

ちまたで話題の水素水ですが、「高濃度水素水・・・」と謳っているサイトや広告をよく見かけます。

そもそも「高濃度」とはどのような定義があってのことなの??

と突っ込みたくなりますよね。
そこで、水素濃度の基準について少し触れてみたいと思います。

まず、水素の濃度は水に含まれる水素の量は、「ppb」もしくは「ppm」で表すのが一般的です。
わかりやすく言いますと・・・
1ppmとは1lに対し1mg(1ppm=1,000ppb)となります。

水素水専門機関にて公表している水素水の定義は、水素濃度「0.08ppm以上」または「0.3ppm以上」と設定されているようです。
また、水素は常温、常圧の場合は約1.6ppmまでしか溶存できないことが、専門機関等で確認されています。
よって、水素水の濃度は0.3ppm～1.6ppmが基準となりますので、
濃度を比較する際は「0.8～1.6ppm」であれば、高濃度水素水とみてよいと思います。

ところが、広告などでは「3ppmの高濃度水素水」とか、中には7ppm!?といったものまで登場しています。
これはいったいどういうこと？と思いますよね。
たしかに、気圧を高めるなど生成方法によっては、物理的に可能ではありますが・・・。
ただ、実際に飲むときは常圧に戻りますので、アッという間に1.6ppm以下まで下がります。
つまり3ppmという表現は、ほとんど意味をなさないのはご理解いただけると思います。

このように、実際の利用環境を踏まえずに、他より濃度が高い・・と謳っている広告や、
計測したらほとんど水素が入っていないものまでさまざまあります。

この業界はまだまだ基準もあいまいで、購入する側が慎重に見定める必要がありますね。

水素濃度だけではなく、
口コミや体験談など、実際に利用されている方の声も参考にしながら、
広い視点で水素関連商品を探してみてはいかがでしょうか?

出典：一般社団法人 日本分子状水素医学生物学会

Tweet

Pocket